「MEO対策を始めたいけれど、どのキーワードにどれくらいの検索需要があるのかわからない」。そんな悩みを抱えていませんか。
MEO(マップエンジン最適化)で成果を出すには、検索ボリュームの把握が欠かせません。検索ボリュームとは、あるキーワードが月間で何回検索されているかを示す数値のことです。この数値を知らずに対策を進めると、需要のないキーワードに時間を費やしてしまうリスクがあります。
実際に、飲食店に関連するローカル検索は年々増加しています。Googleの公式データによると、「近くの○○」を含む検索は過去5年で3倍以上に増加しました。つまり、正しいキーワードを選べば大きな集客チャンスがあるのです。
この記事では、MEO関連キーワードの検索ボリュームの調べ方から、飲食店が実際に狙うべきキーワード一覧、そして無料で使える調査ツールまでを徹底解説します。
自己紹介
元アフィリエイター。SEOアフィリエイトを武器に「お金借りる」「育毛剤 おすすめ」「わきが対策」などあらゆるBigキーワードにてSEO1位を獲得。2015年に起業後1年で年商1億円を突破。その後、飲食店のマーケティングにも携わり、Googleクチコミを1店舗で1万件を獲得。Webマーケティングの知識とGoogleクチコミの獲得ノウハウを元に、売上UPを目指す飲食店オーナーの方に広く伝えている。日本の素晴らしい食文化を世界の人にもっと知ってもらうこと、日本の外食産業で働く方の年収を1,000万円以上にするという目標を掲げて仕事に勤しんでる。
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株式会社WEBRIES 代表取締役
小宮 康利
MEO検索ボリュームとは?飲食店オーナーが知るべき基本

まずはMEO対策における検索ボリュームの基本を押さえましょう。正しく理解することで、効率的なキーワード選定ができるようになります。
検索ボリュームの定義と重要性
検索ボリュームとは、特定のキーワードが1か月間に検索される回数の推定値です。MEO対策では、Googleマップやローカル検索で使われるキーワードの需要を数値で把握するために活用します。
検索ボリュームが重要な理由は3つあります。
- 需要の可視化:お客様が実際に何を検索しているかがわかる
- 優先順位の判断:限られた時間をどのキーワードに使うべきか判断できる
- 効果測定の基準:対策前後の成果を数値で比較できる
MEOとSEOで検索ボリュームの見方が異なる理由
通常のSEO対策では、月間検索ボリュームが1,000以上のキーワードを狙うのが一般的です。しかし、MEO対策では事情が異なります。
MEOキーワードの特徴は以下のとおりです。
| 項目 | SEOキーワード | MEOキーワード |
|---|---|---|
| 月間検索ボリュームの目安 | 1,000〜10,000以上 | 100〜3,000程度 |
| 検索意図 | 情報収集が中心 | 来店目的が中心 |
| 対象範囲 | 全国 | 半径2〜5km程度 |
| コンバージョン率 | 1〜3%程度 | 10〜30%程度 |
MEOキーワードは検索ボリュームが小さくても、来店に直結するため費用対効果が高いのが特徴です。月間100回の検索でも、そのうち20〜30%が実際に来店する可能性があると考えれば、大きな売上インパクトになります。
検索ボリュームだけで判断してはいけない3つの理由
MEO対策では、検索ボリュームの数値だけでキーワードを選ぶのは危険です。
- 地域差が大きい:「渋谷 居酒屋」と「○○町 居酒屋」では検索ボリュームに100倍以上の差がある
- ツールの精度にばらつきがある:特にローカルキーワードは正確な数値が出にくい
- 来店意欲との乖離:ボリュームが大きくても情報収集目的の検索は来店につながりにくい
検索ボリュームはあくまで参考指標として、来店意欲や競合状況と合わせて総合的に判断しましょう。
主要なMEOキーワードの検索ボリューム一覧

飲食店に関連する主要なMEOキーワードの検索ボリュームを、カテゴリ別に一覧で紹介します。キーワード選定の参考にしてください。
「近くの○○」系キーワード
スマートフォンの位置情報を使った「近くの○○」系の検索は、MEO対策で最も重要なキーワード群です。
| キーワード | 月間検索ボリューム(推定) | 来店意欲 |
|---|---|---|
| 近くのレストラン | 40,000〜60,000 | 非常に高い |
| 近くのカフェ | 30,000〜50,000 | 非常に高い |
| 近くの居酒屋 | 20,000〜30,000 | 非常に高い |
| 近くのラーメン屋 | 15,000〜25,000 | 非常に高い |
| 近くのファミレス | 10,000〜20,000 | 非常に高い |
| 近くの焼肉屋 | 8,000〜15,000 | 非常に高い |
| 近くの回転寿司 | 5,000〜10,000 | 非常に高い |
「近くの○○」系キーワードの特徴は、検索者が「今すぐ行きたい」という強い来店意欲を持っていることです。これらのキーワードで上位表示されれば、高確率で来店につながります。
「地域名+業態」系キーワード
MEO対策の王道ともいえるのが「地域名+業態」の組み合わせです。
| キーワード例 | 月間検索ボリューム(推定) | 来店意欲 |
|---|---|---|
| 渋谷 居酒屋 | 12,000〜18,000 | 高い |
| 新宿 ラーメン | 10,000〜15,000 | 高い |
| 池袋 カフェ | 8,000〜12,000 | 高い |
| 横浜 中華 | 5,000〜8,000 | 高い |
| 梅田 焼肉 | 4,000〜7,000 | 高い |
都心部のターミナル駅では検索ボリュームが大きくなります。一方で郊外エリアでは月間100〜500回程度が一般的です。ただし郊外は競合も少ないため、上位表示のチャンスは十分にあります。
「○○ おすすめ」「○○ 人気」系キーワード
比較検討段階のユーザーが使うキーワードです。
| キーワード例 | 月間検索ボリューム(推定) | 来店意欲 |
|---|---|---|
| ランチ おすすめ+地域名 | 3,000〜10,000 | やや高い |
| 居酒屋 おすすめ+地域名 | 2,000〜8,000 | やや高い |
| カフェ 人気+地域名 | 1,500〜5,000 | やや高い |
| ディナー おすすめ+地域名 | 1,000〜4,000 | やや高い |
「○○+シーン・条件」系キーワード
具体的なニーズを持ったユーザーが使うキーワードです。検索ボリュームは小さめですが、ニーズが明確なためコンバージョン率が高くなります。
| キーワード例 | 月間検索ボリューム(推定) | 来店意欲 |
|---|---|---|
| 地域名+個室+居酒屋 | 500〜3,000 | 非常に高い |
| 地域名+デート+ディナー | 300〜2,000 | 非常に高い |
| 地域名+子連れ+ランチ | 200〜1,500 | 非常に高い |
| 地域名+飲み放題+安い | 300〜2,000 | 非常に高い |
| 地域名+深夜営業+ラーメン | 100〜800 | 非常に高い |
特に「個室」「子連れ」「深夜営業」などの条件キーワードは、お店の設備や営業形態と直結するため、自店舗に当てはまるものを優先して対策しましょう。
無料で使えるMEO検索ボリューム調査ツール5選

MEOキーワードの検索ボリュームを調べるための無料ツールを5つ紹介します。それぞれの特徴と使い方を解説するので、目的に合ったツールを選んでください。
Googleキーワードプランナー
Google公式の無料ツールで、最も信頼性の高い検索ボリュームデータが得られます。
使い方の手順:
- Google広告アカウントにログインする(広告出稿は不要)
- 「ツールと設定」から「キーワードプランナー」を選択する
- 「新しいキーワードを見つける」をクリックする
- 調べたいキーワード(例:「渋谷 居酒屋」)を入力する
- 地域を「日本」または特定の地域に絞り込む
- 月間検索ボリュームと関連キーワードを確認する
注意点: 広告を出稿していない場合、検索ボリュームは「100〜1,000」のような範囲表示になります。正確な数値を見るには少額でも広告を出稿する必要があります。
Googleトレンド
キーワードの検索トレンド(時間経過による人気度の変化)を無料で確認できます。
飲食店での活用ポイント:
- 季節キーワード(「ビアガーデン」「鍋」など)の需要ピークを把握できる
- 複数キーワードの人気度を比較できる
- 地域別の検索傾向を確認できる
例えば「忘年会 居酒屋」の検索トレンドを見ると、毎年10月末から急上昇し、12月第2週にピークを迎えることがわかります。この情報をもとに、対策の開始時期を逆算できます。
ラッコキーワード
Googleのサジェスト(検索候補)を一括で取得できる無料ツールです。
活用方法:
- ラッコキーワードにアクセスする
- 「渋谷 居酒屋」などの基本キーワードを入力する
- 表示されるサジェストキーワードをすべて確認する
- 自店舗に関連するキーワードをピックアップする
サジェストに表示されるキーワードは、実際にユーザーが検索しているキーワードです。検索ボリュームの正確な数値はわかりませんが、需要があることは確実です。
Googleビジネスプロフィールのインサイト
自店舗のGBP管理画面から確認できるインサイトは、最も実践的なデータ源です。
確認できる主なデータ:
- お客様がお店を見つけた検索キーワード
- 検索キーワードごとの表示回数
- 直接検索と間接検索の割合
- アクション数(電話、ルート検索、サイト訪問)
インサイトのデータは自店舗の実績値なので、一般的な検索ボリュームデータよりも信頼性が高いといえます。
Ubersuggest(無料版)
Neil Patel氏が提供するSEOツールの無料版です。1日3回まで検索ボリュームの調査が可能です。
特徴:
- キーワードの月間検索ボリュームを表示する
- SEO難易度(競合度)がスコアで表示される
- 関連キーワードの提案がある
- CPC(クリック単価)のデータも確認できる
| ツール名 | 検索ボリューム表示 | 無料利用の制限 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| Googleキーワードプランナー | 範囲表示(無料時) | なし | 基本的な需要調査 |
| Googleトレンド | 相対的な人気度 | なし | 季節変動の把握 |
| ラッコキーワード | なし(サジェストのみ) | 1日の回数制限あり | キーワード候補の発見 |
| GBPインサイト | 自店舗の表示回数 | 自店舗のみ | 実績ベースの分析 |
| Ubersuggest | 月間検索ボリューム | 1日3回まで | 競合度の確認 |
飲食店が狙うべきローカルキーワードの選び方

検索ボリュームのデータが揃ったら、次はどのキーワードを優先的に狙うかを決める段階です。飲食店に特化した選び方のポイントを解説します。
商圏内の検索需要から逆算する
飲食店のMEO対策では、全国の検索ボリュームではなく、自店舗の商圏内での需要を重視します。
具体的な手順は以下のとおりです。
- 自店舗の商圏を設定する(一般的に半径1〜3km)
- Googleキーワードプランナーで地域を絞り込む
- 商圏内での月間検索ボリュームを確認する
- 月間100回以上の検索があるキーワードをリストアップする
例えば「渋谷 居酒屋」は全国で月間12,000回以上検索されますが、渋谷から半径3km以内のユーザーに限ると、実質的な需要はさらに絞り込まれます。
検索意図を4つに分類して優先度を決める
検索キーワードは、ユーザーの意図によって4つに分類できます。
- 今すぐ来店したい(例:「近くの居酒屋 営業中」)→ 最優先
- 近日中に来店したい(例:「渋谷 居酒屋 個室 予約」)→ 優先度高
- 比較検討中(例:「渋谷 居酒屋 おすすめ ランキング」)→ 優先度中
- 情報収集中(例:「居酒屋 開業 費用」)→ 優先度低
飲食店のMEO対策では、1と2の「来店意欲が高いキーワード」を優先して狙いましょう。
競合の少ない「お宝キーワード」を見つける方法
検索ボリュームがある程度あり、かつ競合が少ないキーワードを「お宝キーワード」と呼びます。
見つけ方のコツは以下のとおりです。
- 3語以上の複合キーワード:「渋谷 居酒屋 個室 2人」のように条件を具体化する
- 新しい検索トレンド:「渋谷 居酒屋 テラス席」のようなニーズの変化を捉える
- 駅名や地区名のバリエーション:「渋谷」だけでなく「道玄坂」「宮益坂」など細かいエリア名を使う
- 時間帯キーワード:「渋谷 モーニング」「渋谷 深夜 ラーメン」など営業時間に関連するキーワード
特に3語以上のロングテールキーワードは、検索ボリュームは月間50〜300回程度でも、来店率が20〜30%と非常に高い傾向があります。
季節キーワードの需要変動を先読みする
飲食店のMEOキーワードは季節による変動が大きいのが特徴です。
| 月 | 需要が伸びるキーワード例 | 対策開始の目安 |
|---|---|---|
| 3〜4月 | 歓送迎会、花見、新歓コンパ | 2月上旬 |
| 5月 | 母の日ディナー、GWランチ | 4月上旬 |
| 7〜8月 | ビアガーデン、暑気払い、納涼会 | 6月上旬 |
| 10月 | ハロウィンパーティー | 9月上旬 |
| 11〜12月 | 忘年会、クリスマスディナー、年末 | 10月上旬 |
| 1月 | 新年会、初詣後のランチ | 12月上旬 |
Googleトレンドで過去の検索傾向を確認し、需要が高まる1〜2か月前からGBPの投稿や情報更新で対策を始めるのがポイントです。
MEO検索ボリュームを施策に活かす実践テクニック

検索ボリュームのデータを実際のMEO施策に落とし込む方法を、具体的なテクニックとともに紹介します。
GBPの説明文にキーワードを自然に組み込む
Googleビジネスプロフィールの「ビジネスの説明」は、750文字まで入力できます。ここに検索ボリュームの高いキーワードを自然に含めましょう。
良い例:
「渋谷駅から徒歩3分の居酒屋です。最大20名収容の個室完備で、歓送迎会や忘年会にもご利用いただけます。旬の食材を使った和食コースと飲み放題プランが人気です。」
悪い例:
「渋谷 居酒屋 個室 飲み放題 宴会 歓送迎会 忘年会 和食 デート 渋谷駅近く」
キーワードの羅列はGoogleのガイドライン違反です。必ず自然な文章の中にキーワードを織り込んでください。
週1回のGBP投稿でサブキーワードをカバーする
GBPの投稿機能を使えば、メインキーワード以外のサブキーワードやロングテールキーワードを定期的にカバーできます。
投稿の運用ルールは以下のとおりです。
- 週1〜2回の頻度で投稿する
- 1投稿につき1〜2個のキーワードを自然に含める
- 料理の写真を必ず添付する
- 季節キーワードは1〜2か月前から投稿に含める
- CTA(予約ボタン、電話ボタンなど)を設定する
例えば、12月に向けて「忘年会」キーワードを対策する場合は、10月から「忘年会コースのご案内」「個室で楽しむ忘年会プラン」などの投稿を始めます。
口コミにキーワードが含まれる仕組みをつくる
口コミの中に対策キーワードが自然に含まれると、MEOの検索順位に好影響があります。
キーワードを含む口コミを増やすためのコツは以下のとおりです。
- 来店時に「○○(料理名)はいかがでしたか?」と具体的に聞く
- 口コミ依頼時に「○○(設備名)の使い心地はいかがでしたか?」と質問する
- 口コミへの返信で自然にキーワードを含める
口コミを増やす具体的な方法については、Google口コミの増やし方で詳しく解説しています。
検索ボリュームデータを月次で振り返る
MEO対策は「やって終わり」ではありません。月に1回は以下のデータを振り返りましょう。
- GBPインサイトで検索キーワードの表示回数を確認する
- 新しく検索されているキーワードがないかチェックする
- 季節キーワードの需要変動を確認する
- 対策キーワードでの検索順位をチェックする
- データをもとに翌月の投稿計画を立てる
このPDCAサイクルを回すことで、MEO対策の精度が月を追うごとに向上します。
まとめ:検索ボリュームを味方につけてMEO集客を加速させよう

MEO検索ボリュームの調べ方と活用法について、改めてポイントを整理します。
- MEOキーワードは検索ボリュームが小さくても来店率が高い
- 「近くの○○」系キーワードは月間数万回の検索があり最重要
- 「地域名+業態」「地域名+条件」の組み合わせで幅広くカバーする
- Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなど無料ツールを併用する
- GBPインサイトの実データが最も信頼性の高い判断材料になる
- 検索ボリュームだけでなく来店意欲や競合度も合わせて判断する
- 季節キーワードは1〜2か月前から先手を打って対策する
- GBP投稿と口コミの活用で対策キーワードを広げていく
まずはGoogleキーワードプランナーで、自店舗の「地域名+業態」の検索ボリュームを調べてみましょう。数字を知ることが、MEO対策の第一歩です。
よくある質問(FAQ)
Q. MEOの検索ボリュームはどこで調べられますか?
A. Googleキーワードプランナーが最も一般的です。Google広告アカウント(無料で作成可能)があれば利用できます。ほかにもラッコキーワード、Ubersuggest、Googleトレンドなど無料ツールが複数あります。
Q. 検索ボリュームが少ないキーワードは対策しなくてもいいですか?
A. いいえ、MEO対策では検索ボリュームが月間100回以下でも対策する価値があります。ローカル検索は来店意欲の高いユーザーが多く、少ない検索でも実際の来店につながりやすいためです。
Q. 飲食店のMEOで最も検索ボリュームが大きいキーワードは何ですか?
A. 「近くのレストラン」「近くのカフェ」などの「近くの○○」系キーワードが最も検索ボリュームが大きく、月間数万回検索されています。位置情報に基づく検索のため、GBPの情報を充実させることが上位表示のカギです。
Q. 検索ボリュームのデータはどのくらいの頻度で確認すべきですか?
A. 月に1回の確認が目安です。GBPインサイトで自店舗の検索キーワードの表示回数をチェックし、季節やトレンドによる変動を把握しましょう。特に季節の変わり目は需要が変化しやすいため注意が必要です。
Q. 無料ツールと有料ツールで検索ボリュームの精度は違いますか?
A. 有料ツールの方がより正確な数値を表示する傾向があります。ただし、無料のGoogleキーワードプランナーでも範囲表示で十分な判断が可能です。まずは無料ツールで始め、必要に応じて有料ツールの導入を検討しましょう。


