飲食店向け会計ソフトおすすめ4選|比較と選び方

飲食店向け会計ソフトおすすめ4選|比較と選び方

「毎日の売上管理や経費の記帳、確定申告の準備に追われている」。飲食店オーナーの多くが抱える経理の悩みは、会計ソフトの導入で大幅に解消できます。

しかし、会計ソフトは種類が多く、freee・マネーフォワード・弥生会計など主要サービスだけでも特徴が異なります。飲食店には飲食店に合った会計ソフトの選び方があり、POSレジとの連携や飲食店特有の仕訳への対応力が重要なポイントです。

この記事では、飲食店におすすめの会計ソフト4つを機能・費用・使いやすさで徹底比較し、導入手順から飲食店ならではの仕訳パターンまで、経理初心者でも実践できるように解説します。

この記事を書いた人

自己紹介
元アフィリエイター。SEOアフィリエイトを武器に「お金借りる」「育毛剤 おすすめ」「わきが対策」などあらゆるBigキーワードにてSEO1位を獲得。2015年に起業後1年で年商1億円を突破。その後、飲食店のマーケティングにも携わり、Googleクチコミを1店舗で1万件を獲得。Webマーケティングの知識とGoogleクチコミの獲得ノウハウを元に、売上UPを目指す飲食店オーナーの方に広く伝えている。日本の素晴らしい食文化を世界の人にもっと知ってもらうこと、日本の外食産業で働く方の年収を1,000万円以上にするという目標を掲げて仕事に勤しんでる。
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  1. 飲食店に会計ソフトが必要な3つの理由
  2. 飲食店におすすめの会計ソフト4選を徹底比較
  3. 飲食店に最適な会計ソフトの選び方5つのポイント
  4. 会計ソフトの導入手順と初期設定のポイント
  5. 飲食店特有の仕訳パターン|迷いやすい5つのケース
  6. クラウド会計ソフトを飲食店が使う4つのメリット
  7. 税理士との連携方法|会計ソフトを活かす3つのポイント
  8. まとめ:飲食店の経理は会計ソフトで効率化できる
  9. よくある質問(FAQ)
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飲食店に会計ソフトが必要な3つの理由

飲食店に会計ソフトが必要な3つの理由

「手書きの帳簿やExcelで十分」と考えるオーナーもいますが、飲食店経営において会計ソフトの導入は単なる効率化以上の意味を持ちます。

経理ミスの防止と時間の大幅削減

飲食店の経理作業は、日々の売上記帳、仕入れ管理、経費精算、給与計算など多岐にわたります。手作業では以下のような問題が頻発します。

  • 仕訳の勘定科目を間違える
  • 入力漏れや二重計上が発生する
  • 月末の集計作業に丸一日かかる
  • レシートの紛失で経費を計上しそびれる

会計ソフトを使えば、銀行口座やクレジットカードの明細が自動で取り込まれ、AIが勘定科目を提案してくれます。手入力に比べて記帳にかかる時間は1/3以下になり、転記ミスもほぼゼロになります。

月に10時間以上かかっていた経理作業が2〜3時間に短縮された事例も珍しくありません。空いた時間を営業やメニュー開発に使えるのは、小規模な飲食店にとって大きなメリットです。

確定申告・青色申告への対応

個人事業主として飲食店を経営している場合、青色申告で最大65万円の控除を受けるには「複式簿記」での記帳が必須です。複式簿記は借方・貸方の概念を理解する必要があり、簿記の知識がないと正確な帳簿を作成するのは困難です。

会計ソフトなら、日々の取引を入力するだけで自動的に複式簿記の形式に変換してくれます。確定申告に必要な決算書や申告書の作成もソフト上で完結するため、税理士に頼まず自力で申告することも可能です。

法人の場合でも、会計ソフトで日々の仕訳を正確に記録しておけば、決算業務がスムーズになり、税理士への依頼費用を抑えられます。

リアルタイムの経営数値の把握

飲食店経営では「今月の利益はいくらか」「食材費率は適正か」をリアルタイムで把握することが重要です。

会計ソフトを導入すれば、以下の経営指標をいつでもダッシュボードで確認できます。

  • 月次の売上推移と前年比較
  • 経費の内訳と比率
  • 損益計算書の自動作成
  • キャッシュフローの可視化

「利益が出ているつもりだったのに、実は赤字だった」という事態を防ぎ、数値に基づいた経営判断ができるようになります。

飲食店におすすめの会計ソフト4選を徹底比較

飲食店におすすめの会計ソフト4選を徹底比較

飲食店で利用されている主要な会計ソフト4つを、機能・費用・使いやすさの観点で比較します。

主要4ソフトの基本情報と月額費用の比較表

項目 freee マネーフォワード クラウド 弥生会計オンライン やよいの青色申告オンライン
対象 個人・法人 個人・法人 法人 個人事業主
月額費用(税抜) 1,980円〜 1,280円〜 2,166円〜 735円〜
年額費用(税抜) 23,760円〜 15,360円〜 26,000円〜 8,800円〜
無料プラン/試用期間 30日間無料 1ヶ月無料 1年間無料(初年度) 1年間無料(初年度)
スマホアプリ あり あり あり あり
レシート読取 あり あり あり あり
銀行口座連携 約3,200件 約2,400件 約1,100件 約1,100件
POSレジ連携 Airレジ、スマレジ等 スマレジ、ユビレジ等 スマレジ等 限定的
電子帳簿保存法対応 対応 対応 対応 対応
サポート チャット・メール チャット・メール 電話・チャット・メール 電話・チャット・メール

各ソフトのメリット・デメリット

freee(フリー)

freeeは、簿記の知識がなくても使える操作性の高さが最大の強みです。取引入力画面がシンプルで、「何にいくら払ったか」を入力するだけで自動的に仕訳が完成します。

  • メリット:操作が直感的で簿記知識不要、銀行口座連携数が最多、確定申告までワンストップで完結
  • デメリット:月額費用がやや高い、独自の操作体系に慣れが必要、会計事務所によっては対応していない場合がある
  • こんな飲食店におすすめ:経理初心者のオーナー、税理士をつけずに自力で確定申告したい店舗

マネーフォワード クラウド

マネーフォワードは、他のバックオフィスサービス(給与計算、請求書、勤怠管理)との連携が充実しています。従業員が複数いる飲食店に向いています。

  • メリット:給与・勤怠・請求書など周辺サービスとの連携が強力、仕訳の自動学習精度が高い、コストパフォーマンスが良い
  • デメリット:初期設定にやや手間がかかる、機能が多く使いこなすまでに時間がかかる
  • こんな飲食店におすすめ:従業員を複数抱える店舗、給与計算や勤怠管理も一元化したい店舗

弥生会計オンライン

弥生は会計ソフトの老舗メーカーで、税理士・会計事務所との連携実績が圧倒的です。電話サポートがある点も、ITに不慣れなオーナーには心強いポイントです。

  • メリット:電話サポートあり、税理士との連携がスムーズ、初年度無料で試せる、操作画面が伝統的な簿記形式で税理士に馴染みやすい
  • デメリット:銀行口座連携数が少ない、UIがやや古い印象、法人向けのため個人事業主は「やよいの青色申告」が別途必要
  • こんな飲食店におすすめ:法人化している飲食店、税理士と顧問契約している店舗

やよいの青色申告オンライン

弥生の個人事業主向け製品で、月額735円からと最もリーズナブルです。青色申告に必要な機能に絞られており、シンプルに使えます。

  • メリット:月額費用が最安クラス、初年度無料、青色申告に必要な機能が一通り揃っている、電話サポートあり
  • デメリット:POSレジ連携が限定的、法人には対応していない、他サービスとの連携が弱い
  • こんな飲食店におすすめ:個人事業主の小規模飲食店、コストを最小限に抑えたい店舗

飲食店に最適な会計ソフトの選び方5つのポイント

飲食店に最適な会計ソフトの選び方5つのポイント

会計ソフトはどれも基本的な記帳機能を備えていますが、飲食店が選ぶ際には業態特有の観点が重要になります。

POSレジ・決済サービスとの連携を確認する

飲食店にとって最も重要な選定ポイントは、現在使用しているPOSレジや決済サービスとの連携です。

連携ができていれば、日々の売上データが自動で会計ソフトに取り込まれるため、手入力の手間がなくなります。主要なPOSレジとの連携状況は以下のとおりです。

POSレジ freee マネーフォワード
Airレジ 連携あり API連携なし
スマレジ 連携あり 連携あり
ユビレジ 連携あり 連携あり
Square 連携あり 連携あり

自店で使っているPOSレジとスムーズに連携できるソフトを選ぶことで、売上管理の自動化が実現します。

確定申告の形態に合わせて選ぶ

個人事業主か法人かで、最適な会計ソフトが変わります。

  • 個人事業主(青色申告):freee、マネーフォワード、やよいの青色申告オンラインが対応
  • 法人:freee、マネーフォワード、弥生会計オンラインが対応

個人事業主で将来的に法人化を検討している場合は、freeeかマネーフォワードを選んでおくと、法人プランへの移行がスムーズです。

簿記知識のレベルで操作性を判断する

会計ソフトの操作画面は大きく2タイプに分かれます。

  • 家計簿タイプ(freee):「何にいくら使ったか」を入力するだけ。簿記知識ゼロでも使える
  • 仕訳入力タイプ(マネーフォワード・弥生):借方・貸方を意識した入力画面。簿記の基礎知識があると使いやすい

税理士に記帳を任せる場合は、税理士が使い慣れたソフトに合わせるのも一つの方法です。弥生会計は税理士の利用率が最も高いため、顧問税理士がいる場合は確認してみましょう。

サポート体制を重視する

経理に不慣れな場合、操作に迷ったときのサポート体制は重要です。

  • 電話サポートが必要:弥生会計、やよいの青色申告(上位プラン)
  • チャットで十分:freee、マネーフォワード

確定申告の時期(2〜3月)はサポートが混み合うため、早めに導入して操作に慣れておくことをおすすめします。

将来的な拡張性を考える

店舗数の拡大や従業員の増加を見据えて、以下の点も確認しておきましょう。

  • 複数店舗の管理に対応しているか
  • 給与計算や勤怠管理との連携が可能か
  • 税理士やスタッフとのデータ共有機能があるか
  • 上位プランへの移行がスムーズか

freeeとマネーフォワードは、給与計算・勤怠管理・請求書発行などのバックオフィス全般をカバーする周辺サービスが充実しており、事業の成長に合わせて機能を拡張できます。

会計ソフトの導入手順と初期設定のポイント

会計ソフトの導入手順と初期設定のポイント

会計ソフトを選んだら、正しい手順で初期設定を行うことが重要です。ここではfreeeを例に、飲食店向けの導入手順を解説します。

アカウント作成から初期設定までの5ステップ

ステップ1:アカウント登録と事業情報の入力

メールアドレスで会員登録し、事業形態(個人・法人)、業種(飲食業)、会計年度の開始月を入力します。飲食店の場合、個人事業主は1月始まり、法人は設立時に定めた事業年度に合わせます。

ステップ2:銀行口座・クレジットカードの連携

事業用の銀行口座とクレジットカードを連携します。プライベートと事業の口座を分けていない場合は、この機会に事業専用口座を開設することを強くおすすめします。

ステップ3:勘定科目の設定

デフォルトの勘定科目に加えて、飲食店で頻繁に使う科目を確認・追加します。

  • 仕入高(食材費)
  • 消耗品費(割り箸、おしぼり、洗剤など)
  • 水道光熱費(ガス代が大きい飲食店特有の項目)
  • 広告宣伝費(グルメサイト掲載料など)
  • 福利厚生費(まかない費用)

ステップ4:開始残高の入力

年度途中から導入する場合は、期首の残高(現金、預金、借入金など)を入力します。年度の初めから導入する場合は、前年度の決算書の数値をそのまま入力します。

ステップ5:POSレジ・決済サービスとの連携設定

利用中のPOSレジと会計ソフトを連携させます。Airレジとfreeeの場合、Airレジの管理画面からfreee連携をオンにするだけで、日次の売上データが自動で取り込まれるようになります。

初期設定で失敗しないための3つの注意点

初期設定を正しく行わないと、後から修正に大きな手間がかかります。以下の3点に注意しましょう。

1. 事業用口座とプライベート口座を必ず分ける
混在していると、すべての取引を「事業用」「プライベート」に仕分けする作業が発生し、会計ソフトの自動化メリットが半減します。

2. 消費税の課税方式を正しく設定する
課税売上高1,000万円以下の場合は免税事業者ですが、インボイス制度の登録状況によって設定が変わります。不明な場合は税理士に確認してから設定してください。

3. 自動仕訳ルールを早めに整備する
銀行口座から取り込まれた取引に対して、「この取引先名なら〇〇の勘定科目」という自動仕訳ルールを登録しておくと、2回目以降の仕訳が自動化されます。導入初期にルールを整備しておくことで、月を追うごとに作業効率が上がります。

飲食店特有の仕訳パターン|迷いやすい5つのケース

飲食店特有の仕訳パターン|迷いやすい5つのケース

飲食店の経理では、一般的な事業にはない独特の取引が発生します。会計ソフトに入力する際に迷いやすい仕訳パターンを解説します。

まかない・従業員の食事に関する仕訳

スタッフにまかないを提供する場合、税務上の扱いに注意が必要です。

原則的な処理:まかないの食材費は「福利厚生費」として処理します。ただし、以下の条件を満たす必要があります。

  • 従業員が食事代の半額以上を負担している
  • 事業主の負担額が月額3,500円(税抜)以下である

条件を満たさない場合、まかないは「給与」として課税対象になります。

パターン 仕訳
条件を満たすまかない 借方:福利厚生費 / 貸方:仕入高
条件を満たさないまかない 借方:給与 / 貸方:仕入高
従業員から徴収する場合 借方:現金 / 貸方:福利厚生費

クーポン値引き・割引の仕訳

クーポンや割引は、その種類によって仕訳が異なります。

自店発行のクーポン(10%オフなど)
値引き後の金額を売上として計上します。5,000円の飲食で500円引きのクーポンを使った場合、売上は4,500円です。

グルメサイト発行のクーポン
グルメサイトから補填がある場合は、値引き前の金額を売上に計上し、値引き分はサイトからの入金で処理します。補填がない場合は自店クーポンと同じ扱いです。

ポイント値引き(PayPayなど)
決済サービスからの入金は値引き前の金額で入るため、売上は値引き前の金額で計上し、ポイント原資の負担元に応じて処理します。

チップ・心付けの仕訳

お客様からチップを受け取った場合は「雑収入」として計上します。

  • 借方:現金 / 貸方:雑収入

チップを従業員に渡す場合は、原則として「給与」として処理し、源泉徴収の対象になります。ただし、少額で一時的なものであれば、実務上は「福利厚生費」として処理する場合もあります。

グルメサイト掲載料の仕訳

食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメなどの月額掲載料は「広告宣伝費」で処理します。

  • 借方:広告宣伝費 / 貸方:普通預金

成果報酬型(送客手数料)の場合も同様に「広告宣伝費」または「支払手数料」で処理します。

開業費の仕訳と償却方法

飲食店の開業前にかかった費用(物件取得費用を除く)は「開業費」として資産計上し、開業後に任意の年数で償却できます。

開業費に含まれるもの:市場調査費、開業前の研修費、名刺・チラシの作成費、開業前の家賃・水道光熱費など

開業費は「任意償却」が認められているため、利益が出た年に多く償却し、利益が少ない年は償却しないという節税戦略が取れます。会計ソフトでは「繰延資産」として登録し、毎年の償却額を手動で入力します。

クラウド会計ソフトを飲食店が使う4つのメリット

クラウド会計ソフトを飲食店が使う4つのメリット

freee、マネーフォワード、弥生会計オンラインはすべてクラウド型です。インストール型と比べた場合の飲食店特有のメリットを解説します。

店舗からでも自宅からでもアクセスできる

クラウド型はインターネット環境があればどこからでもログインできます。営業終了後に店舗で売上を確認し、翌朝自宅で仕訳の確認をするといった柔軟な使い方が可能です。

スマホアプリを使えば、仕入れ先での支払い直後にレシートを撮影して経費登録することもできます。「後でまとめてやろう」と思ってレシートを溜め込む問題を解消できます。

法改正やインボイス制度に自動対応

クラウド型は税制改正や法改正があった際に、ソフトが自動でアップデートされます。2023年10月に開始されたインボイス制度への対応も、クラウド会計ソフトなら自動的にアップデートされました。

インストール型の場合、自分でアップデート版を購入・適用する必要があり、対応が遅れると法令違反のリスクがあります。

データのバックアップが不要

クラウド上にデータが保存されるため、パソコンの故障や災害時にもデータが消失しません。飲食店では厨房の熱や湿気でパソコンが故障するケースもあるため、クラウド保存の安心感は大きなメリットです。

複数人でのデータ共有が容易

税理士やスタッフとリアルタイムでデータを共有できます。税理士がクラウド上で帳簿を確認し、修正や助言をしてくれるため、紙の帳簿や会計データをやり取りする手間が省けます。

複数店舗を運営している場合も、店舗ごとの経営数値を一元管理できます。

税理士との連携方法|会計ソフトを活かす3つのポイント

税理士との連携方法|会計ソフトを活かす3つのポイント

会計ソフトを導入しても、税理士との連携をうまく行わないと本来の効果を発揮できません。

税理士が使い慣れたソフトを選ぶ

税理士によって得意なソフトが異なります。導入前に顧問税理士に以下を確認しましょう。

  • 「どの会計ソフトを使っていますか?」
  • 「クラウド会計ソフトでの顧問に対応していますか?」
  • 「freee(またはマネーフォワード)の認定アドバイザーですか?」

税理士がfreeeやマネーフォワードの「認定アドバイザー」資格を持っていれば、ソフトの操作支援も受けられます。会計ソフト各社のサイトで、対応税理士を検索することも可能です。

仕訳のルールを事前にすり合わせる

飲食店特有の仕訳(まかない、クーポン値引き、開業費の償却など)について、導入初期に税理士と処理方針を決めておきましょう。

具体的にすり合わせるべき項目は以下のとおりです。

  • まかないの処理方法(福利厚生費 or 給与)
  • クーポン・ポイント値引きの計上方法
  • 消耗品と資産の境界(10万円未満は消耗品費、以上は資産計上が原則)
  • 棚卸しの頻度と方法
  • 減価償却の方法(定額法 or 定率法)

月次でのチェック体制を構築する

最も効果的な連携方法は、月次でのチェック体制を作ることです。

推奨フロー

  1. オーナーが日々の取引を会計ソフトに記帳する
  2. 月末に税理士がクラウド上で帳簿を確認する
  3. 税理士が仕訳の誤りや改善点をフィードバックする
  4. 翌月の記帳に反映する

このサイクルを回すことで、確定申告の直前に慌てることなく、年間を通じて正確な帳簿を維持できます。月次チェックの顧問料は月額1〜3万円が相場ですが、記帳を自分で行うことで費用を抑えられます。

まとめ:飲食店の経理は会計ソフトで効率化できる

まとめ:飲食店の経理は会計ソフトで効率化できる

飲食店向け会計ソフトの選び方と活用方法について、改めて要点を整理します。

  • 会計ソフトの導入で、経理作業の時間を1/3以下に削減し、記帳ミスも防止できる
  • 飲食店向け主要4ソフトはfreee・マネーフォワード・弥生会計・やよいの青色申告。それぞれに強みが異なる
  • 選び方の最重要ポイントは「POSレジとの連携」と「確定申告の形態(個人 or 法人)」
  • 経理初心者にはfreee、コスト重視ならやよいの青色申告、従業員管理も一元化するならマネーフォワードがおすすめ
  • 飲食店特有の仕訳(まかない、クーポン、チップ等)のルールを押さえておくことが正確な帳簿作りの鍵
  • クラウド型は場所を選ばずアクセスでき、法改正にも自動対応する
  • 税理士との連携では、使うソフトの統一と月次チェック体制の構築が重要

まずは無料期間を活用して、自店のPOSレジと連携できるソフトを試してみてください。日々の記帳が自動化されるだけで、経営の見え方が大きく変わります。

よくある質問(FAQ)

Q. 飲食店におすすめの会計ソフトはどれですか?

A. 飲食店の規模や経理の経験によって最適なソフトが異なります。経理初心者には操作が直感的なfreee、コストを抑えたい個人事業主にはやよいの青色申告オンライン(月額735円〜)、従業員が複数いて給与・勤怠管理も一元化したい場合はマネーフォワード クラウド、法人で税理士との連携を重視するなら弥生会計オンラインがおすすめです。

Q. 飲食店の会計ソフトの月額費用はいくらですか?

A. 主要4ソフトの月額費用はやよいの青色申告オンラインが735円〜、マネーフォワード クラウドが1,280円〜、freeeが1,980円〜、弥生会計オンラインが2,166円〜です。いずれも初月または初年度は無料で試用できるため、まずは無料期間で自店に合うか確認することをおすすめします。

Q. 飲食店のまかないは会計上どう処理しますか?

A. まかないの食材費は原則「福利厚生費」として処理しますが、従業員が食事代の半額以上を負担し、かつ事業主の負担額が月額3,500円(税抜)以下という条件を満たす必要があります。条件を満たさない場合は「給与」として課税対象になるため、税理士と処理方針を事前に確認しておきましょう。

Q. 会計ソフトとPOSレジは連携できますか?

A. はい、主要なクラウド会計ソフトはPOSレジとの連携に対応しています。freeeはAirレジ・スマレジ・ユビレジ・Squareと連携可能で、マネーフォワードはスマレジ・ユビレジ・Squareに対応しています。連携するとPOSレジの売上データが自動で会計ソフトに取り込まれ、手入力の手間がなくなります。

Q. 簿記の知識がなくても会計ソフトは使えますか?

A. はい、特にfreeeは簿記知識がなくても使えるように設計されています。「何にいくら払ったか」を入力するだけで自動的に仕訳が完成し、確定申告書の作成まで画面の案内に従って進められます。銀行口座やクレジットカードを連携すれば取引の大半が自動取込されるため、手入力も最小限で済みます。